魂入れ替わっちゃうヤツ!「民王」のあがき

政治ってちょっと堅苦しいと思ってない?でもね、池井戸潤の『民王』読んだら、そのイメージがガラッと変わるかも!なんと、この小説は日本の首相とそのドラ息子が、ある日突然、身体が入れ替わっちゃうんだから、想像しただけで笑えるよね?ある意味池井戸潤ぽくない小説だ!

物語は、ふたりが入れ替わったことに気づいてからの大混乱からスタート。首相だったはずのパパが大学生に、息子の翔ちゃんがいきなり国のトップに!翔ちゃんが国会に立つシーンなんて、もうカオス。漢字もままならない、発言も幼稚園レベル。でも、それがまた面白い。

その間に、本来の首相であるパパは、大学で息子のフリをしてるわけ。こっちもまた、父親目線で息子の生活を見ることになって、思わずクスッと来る場面がいっぱい。学生って、大人が思ってる以上に大変なんだね。

しかも、政治の世界はそれだけじゃない。閣僚たちのスキャンダルやら、何やらで、ゴタゴタが止まらない。読んでいて、「え、マジかよ!」ってなること間違いなし。

『民王』は、政治のドロドロした部分をリアルに描きつつ、家族の絆や個人の成長を、めちゃくちゃ面白おかしく描いているから、政治小説が苦手な人も楽しめるはず。首相と息子の「入れ替わり」っていうスパイスが、まさにこの物語のキーポイント!

この小説を読むと、政治ってもっと身近で、もっと人間味溢れるものだって感じられるよ。身体が入れ替わるというファンタジー要素を使いながら、現実の世界について深く考えさせられる、そんな一冊。『民王』で、ちょっとした政治家気分を味わってみては?なんか続編もできてるな。今度読んでみよう。(*´ω`*)

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