おばあちゃんも見てた必殺シリーズのあがき

1972年から始まったこのシリーズ、もう半世紀近く日本のテレビ界を盛り上げてきました。ドラマって言っても、ただの時代劇じゃないんです。これがまた、見れば見るほどハマる理由があるんですよ。

どう始まった?

「必殺仕掛人」の藤枝梅安(緒形拳)からスタートしたこのシリーズ、幕末から明治初期の日本が舞台。社会の裏側で苦しむ人たちが、悪党に秘密裏に制裁を加える話。そこから、中村主水(藤田まこと)の仕事人、仕置人、からくり人と続いて、色んなキャラが登場するんです。でも、どの話も「必殺」の名前を冠して、一貫して「裏の正義」を貫いています。いわゆるダークヒーローってやつかな。

なんでそんなに魅力的?

社会に切り込む内容

必殺シリーズの大きな魅力は、ただのアクションやドラマじゃなくて、社会の不公平にメスを入れるところ。庶民が主役で、彼らの正義感が光ります。まぁいつも犠牲者が出てから行動に移るから最後は微妙な感じにはなるんですがね。

一味違うキャラたち

登場するキャラクターたちも、ただのヒーローじゃない。彼らにはそれぞれ背景があって、弱点もある。中村主水は婿養子だしな。飾り職人の秀、花屋の政、三味線屋の勇次、組紐屋の竜、名前だけでもカッコいい。また飾り職人の秀や三味線屋の勇次を主人公に据えたスピンオフ作品もあるので奥が深い!

すご技の演出

そして、このシリーズ、演出がめちゃくちゃかっこいいんです。アクションシーンなんか、今見ても全然色褪せない。現実離れした斬新なカメラワークや編集が、緊張感をグッと引き上げてくれます。江戸時代なのに心電図が出たり、三味線の言だけで人を宙づりにしたり、なんか現実離れした殺し技もカッコいいのだ。

現在も年一回ペースで放映。だけれども。

藤田まことさんは亡くなって中村主水は新しいシーンでは登場できなくなって、それを引き継ぐ役をしていた東山紀之さんも役者を引退したので今後も作られるかどうかは微妙なところ。ファンにとっては時代もあって昔ほどの過激な演出はないのでちょっとパワー不足な感じに思うなー。

というわけで

必殺シリーズは、ただのドラマじゃない。それは、時代を超えて愛される、日本テレビ史上に残る特別な作品なんです。その魅力は、これからもずっと色褪せることなく、私たちの心をつかみ続けるでしょう。

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