知り合いに勧められて読んだ本だけど出版されてしばらくして買ったのでBOOKOFFで600円もしたよ。帯には心に響くようなことを書いてあって期待したね。
まるでドラマのような展開から始まる『傲慢と善良』。主人公の架（かける）と婚約者・真実（まみ）の物語は、一筋縄ではいかない恋愛模様を描いてるよ。普通の夜、架は友人たちと飲んでいた時、真実から衝撃の電話を受けるんだ。真実がストーカー被害に遭ってるって。架は即座に彼女を自分の家に呼び寄せ、これが二人の新たな生活の始まりに。
婚約して幸せいっぱいだったはずの二人だけど、結婚式を控えたある日、真実が突如姿を消します。真実は帰ってこず、架の心配は募る一方。警察にも相手にされず、真実の両親からも厄介事扱いされる始末。心当たりのない架は、結局、真実を探しに群馬へ向かうことに。
この小説のスゴいところは、ただの恋愛物語にとどまらない深いメッセージがあること。人間関係の複雑さや、本当の愛とは何かについて、読者に考えさせるんだ。
架の旅は、真実の失踪の背景にある真実（本当のこと）を明らかにしていくプロセスでもある。群馬への旅で、架は真実との関係、そして自分自身についても深く掘り下げていく。
『傲慢と善良』を読むと、登場人物たちの感情に一喜一憂しながら、人との繋がりの大切さや、誤解と許し、成長というテーマを改めて感じることができるよ。真実の愛って何？人とどう向き合うべき？この小説が投げかける問いに、自分なりの答えを見つけてみて。
ほら、こんなにドラマチックで深いメッセージが詰まった小説、読まずにいられる？『傲慢と善良』、ぜひチェックしてみて。きっと、読んだ後には何か大切なことを見つけることができるはずだから。
