人生やり直す?!天国で贅沢三昧?!死後のあがき

50年も生きてきたら亡くなった方もたくさんいるわけですよ。そうすると死んだ人たちは今現在なにしてんのかなとか疑問に思うよね。実際死んでみないと分からないし、死んだら今この世にいないわけだから結局分からない。。。漫画やアニメで転生ものとか今流行ってるけど、従来宗教や哲学、文化、科学でいろんな考え方があるから、ざっくり紹介するよ。

宗教的な視点

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は「アブラハムの宗教」って呼ばれていて、歴史的なルーツは同じなんだけど、死後の世界についての考え方はちょっとずつ違うんだ。簡単にまとめるとこんな感じ。

  • キリスト教:キリスト教では、最後に神様が裁きをして、善い行いをした人は天国へ、悪い行いをした人は地獄へ行くっていう考え方。特に、イエス・キリストを信じた人は救われて天国に入れるって信じられているよ。
  • ユダヤ教:ユダヤ教でも死後の審判があるとされているけど、教義では細かいことはあまり言われてないんだ。多くの人は、死んだら魂は「シャオル」って呼ばれる場所に行くって考えているけど、どの流派かで微妙に違ったりもするんだよね。
  • イスラム教:イスラム教では、死んだ後に最後の審判があって、善いことをした人は天国である「楽園」へ、悪いことをした人は地獄へ行くと考えられているんだ。天国は幸せで平和な場所で、地獄は罪の重さに応じていろんなレベルで苦しむって言われているよ。

3つの宗教とも、天国と地獄の概念や最後の審判は共通しているけど、細かい部分はそれぞれ違っているんだ。

一方で仏教とヒンドゥー教には、「輪廻転生」と呼ばれる死後の世界についての共通した考え方があるんだ。それぞれをわかりやすく説明するとこんな感じ。

  • 仏教:仏教では、生前の行い(カルマ)によって、死後にどこに生まれ変わるかが決まるとされています。良いことをすれば良い生まれ変わりができて、悪いことをすれば悪い場所に生まれ変わるんだとか。最終的な目標は「涅槃(ニルヴァーナ)」という悟りの境地にたどり着いて、輪廻のサイクルから抜け出すこと。

「六道輪廻」という六つの生まれ変わり先があって、天道、人道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のどれかに行くと考えられているよ。

  • ヒンドゥー教:ヒンドゥー教でも、生前のカルマによって次にどんな形に生まれ変わるかが決まるんです。人間だけじゃなく、動物や虫に生まれ変わることもあるんだとか。最終的には「モクシャ」という、輪廻から抜け出して神と一体になる境地にたどり着くのが目標です。

ヒンドゥー教にはたくさんの神様がいて、死んだ後に神様「ヤマ」が魂を導くって信じられているよ。生きている間に自分のダルマ(義務)を果たして、良いカルマを積んでいけば、次の人生が良いものになるって考えられているね。

こんな感じで、どちらの宗教も「輪廻転生」と「最終的な解放(悟りやモクシャ)」が死後の世界の考え方に大きく影響しているよ。

哲学的な視点

哲学者も、死後の世界や魂の行方について考えてきたんだ。

  • デカルト:デカルトは、「私は考える、ゆえに私は存在する」という有名なフレーズで、魂と体は別々だって言ってたよ。
  • プラトン:プラトンは、魂は体から独立して存在して、死んでも魂は新たな世界へ行くって考えてた。

科学的な視点

科学的に、死後の世界を直接証明するのは難しいけど、「臨死体験」っていう不思議な現象があるんだ。これは、一度危ない状態になった人が見たり感じたりしたことのこと。トンネルの先に明るい光が見えたり、すでに亡くなった家族や友達と再会したり、深い安心感を感じたりすることがあるらしい。

脳が生と死の間をさまようことで起こるって言われているけど、どうして多くの人が似たようなビジョンを見ているのかはよくわかっていないんだよね。意識の不思議さや、みんなが持つ死後のイメージについて考えさせられるよね。

文化的な視点

文化によっても死後の世界の見方が違うんだ。

  • エジプト:古代エジプトでは、死んだ人の魂は、死後に神様たちからジャッジを受けると信じられてたんだ。その審判では、亡くなった人の心臓を正義の女神マアトの羽根と比べて、心臓が羽根より軽ければ「善人」として認められ、永遠に幸せに暮らせる楽園へ行けるらしい。 でも、心臓が羽根より重いと「悪人」だと判断され、怪物のアメミットに心臓を食べられちゃうから、永遠に滅びの運命が待っているんだとか。無事に審判を乗り越えた人は、楽園の「アアルの野」で豊かな作物を育てながら幸せに暮らせると信じられてたらしいよ。
  • 日本:今の日本では、仏教や神道、先祖を敬う考えが入り混じった独特な死生観が一般的。お寺で法事をしたり、神社でお祓いをしたりする宗教儀式はあるけれど、みんなが厳格に守っているわけではないよ。それでも、仏壇やお墓で手を合わせたり、先祖に感謝することで、亡くなった人たちと心を通わせている家庭も多いね。最近は、医療や科学が進んできて、死後の世界を信じるかどうかも人それぞれ。だから、死後の世界や生きる意味についての考え方はどんどん多様化してきて、誰もが自分なりの死生観を持っているようになってるね。

まとめ

死後の世界についての考え方はたくさんあるけど、生きている間にどう過ごすかに影響する話が多いな。これだけ科学が発達していろんなことが解明されてきたから、人間も死んだら何も残らなくて電気の切れた機械みたいになってしまう気もするけど、実際科学で世の中の事象を説明できるわけでもないし、命をゼロで作ることだって人間にはできないからね。

僕的には親しい人は死んでも天国から見守っていてくれてほしいなぁ。悪いことしませんからー(*´ω`*)

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