半沢直樹シリーズで有名な池井戸潤。この人の小説はいつもハラハラドキドキして最後にスッキリさせてくれる展開が多いから結構好きな作家。今回は「七つの会議」っていう小説を紹介するね。コレもBOOKOFFで100円で売ってたやつだね。
東京建電のドロドロした話、舞台はソニックの子会社。
ソニックっていうでっかい電機メーカーの子会社、東京建電で起こったこの物語、ただの会社ものじゃなくて、人間のドロドロした関係や、正義って何?それに大企業がどんな影響力を持ってるのか、そんな深~いテーマをガッツリ掘り下げてるんだ。
ストーリー始まりはここから
話は東京建電の営業会議でスタート。原島万二や八角民夫といった、個性的なキャラが出てきて、職場の立ち位置やプライベートな悩みがストーリーを通してじっくり描かれていくんだ。
物語中盤:ここからが本番
中盤に差し掛かると、職場の人間関係のゴタゴタや、グレーゾーン満載の倫理的問題がどんどん出てくる。特に営業第四課の浜本優衣のエピソードは、会社員なら読んでて「あるある」と思わず頷いちゃうよ。ねじ製造の「ねじ六」とのビジネス話では、厳しいビジネスの世界がリアルに描かれていくよ。
クライマックス:ここで一気に盛り上がる
物語後半に差し掛かると、話はもう目が離せないレベルに。製品の安全問題が火種となり、東京建電は社会的スキャンダルの中心に。リコール隠しや裏取引といった、ニュースでよく耳にするような企業不祥事がどんどん暴かれていくんだ。ここでキモになるのが、原島や八角といったキャラたちの選択。彼らは自分たちの信念と企業の圧力の間で葛藤しながら、どう立ち向かうかが問われる。それぞれの決断が、東京建電の運命を大きく左右していくんだ。
さいごに:大企業の影と光
この話を読んだら、大企業って社会にどんな影響を与えてるのか、そしてその責任って結局社員一人ひとりにも関わってくるんだなって、はっきりわかるよ。人間ドラマが感情を揺さぶり、社会的な問題が頭を悩ませる。職場の人間関係や倫理問題に悩んでいるヒトにはすごく参考になるかも。
これNHKでドラマとして放映されたこともあるし、映画にもなってるね。ドラマは見たことないけど映画は野村萬斎が八角さんを演じててなんかイメージと違う感じだったけど面白かった。オリエンタルラジオの藤森慎吾が不倫する会社員の役でいい味出してたな。こっちはAmazonPrimeで見ることが出来るよ。