東野圭吾 って言えば、「ガリレオ」シリーズが有名だよね？俺も最初はドラマ版の『ガリレオ』（福山雅治主演）を見て、東野圭吾って作家に興味を持ったんだよ。んで、「この人の他の作品も読んでみたいな」と思って手に取ったのが 『プラチナデータ』。まあこれもBOOKOFFで１００円で売ってたヤツなんだけどね。
「ガリレオ」シリーズみたいに科学系の要素が強いし、謎解きもあって面白そう！って軽い気持ちで読み始めたんだけど… いや、これヤバすぎだろ！？ ってなった。
ただのミステリーじゃなくて、「未来のDNA捜査」っていうテーマがガッツリ絡んでて、読み進めるほどに 「こんな社会、マジで来るんじゃね？」 って怖くなるような話だったんだよね。
ってことで今回は、『プラチナデータ』のヤバさをガッツリ語っていこうと思う！
DNA捜査が発達した未来、日本はどうなった？
『プラチナデータ』の舞台は、ちょっと未来の日本。そこでは DNA捜査 っていう超ハイテク技術が発展していて、警察は 「プラチナデータシステム」 っていう国民のDNAを管理するシステムを使って、犯罪者を一発で特定できるようになってる。
これってめちゃくちゃ便利じゃない？
だって、犯行現場に落ちてる髪の毛や指紋のDNAを照合すれば、一瞬で犯人がわかるんだよ？
「これなら未解決事件も激減するし、冤罪もなくなるじゃん！」って思うよね？
でも、そう簡単な話じゃなかったんだよ…。
まさかの展開！主人公、いきなり指名手配される！？
この最先端のDNA捜査に関わってるのが、警察庁の科学捜査研究所に所属する 神楽龍平（かぐら りゅうへい） っていう主人公。彼はDNA解析のエキスパートで、めちゃくちゃ優秀なんだけど、どこか冷めた性格の男。
そんな神楽がある殺人事件のDNA捜査を担当するんだけど… DNA照合の結果を見てビビる。
なぜなら、 犯人のDNAが「神楽自身のDNA」と完全に一致 してたから。
「え？俺、犯人なの！？何もしてないのに！？」
当然、神楽は「そんなはずないだろ！」って思うんだけど、警察側はそんなこと信じてくれない。
「あー、もう完全に詰んだ…」って感じで、 主人公がまさかの指名手配。
こうなったら 逃げるしかない！
警察に追われながらも、「俺は本当に犯人なのか？」って自分自身を疑いつつ、事件の真相を探ることになるんだよね。
「プラチナデータ」って何？DNA捜査の裏に隠された秘密
神楽が逃亡しながら調べていくうちに、「プラチナデータ」っていう国家機密級の 超ヤバい秘密 にたどり着く。
それは、 「DNAデータが完璧に管理されている社会の裏側」 に関わるもので、もしこのデータが悪用されたら、簡単に人を犯罪者に仕立て上げることができちゃうって話。
例えば、権力を持ってる人が「こいつ邪魔だから犯罪者にしちゃお」って思ったら…
✅ DNAデータを書き換えられる
✅ 無実の人間でも、証拠がすべて揃ってるように見せかけられる
って感じで、 冤罪が簡単に作れてしまう という恐ろしいシステムだったんだよ…。
で、神楽が追われてるのも、どうやら このプラチナデータに関わる巨大な陰謀 が原因らしい。
もうね、ここまで読んだ時点で 「やばい、これ止まらん！」 ってなったね。
「逃げる神楽 vs 追う刑事」心理戦がアツい！
神楽を追う刑事 浅間玲司（あさま れいじ） の存在も、この作品をめちゃくちゃ面白くしてる要素の一つ。
浅間は、ただの冷酷な刑事じゃなくて、かなり勘が鋭くて頭がキレるタイプ。そして、ただ神楽を捕まえようとするんじゃなくて、 「本当にこいつが犯人なのか？」 って疑いながら動くんだよね。
この「逃げる者 vs 追う者」の攻防が緊張感MAXで、めちゃくちゃアツい！
でも、ただの鬼ごっこじゃなくて、二人の間にある 「DNA捜査って本当に絶対なのか？」 っていうテーマが絡んでくるから、どんどん深い話になってくる。
『プラチナデータ』が問いかけるもの
この作品がただのミステリーじゃないのは、「DNA捜査の未来」 っていうリアルなテーマを扱ってるところ。
今でも犯罪捜査でDNA鑑定が使われてるけど、もしこれがもっと進化して 国民全員のDNAが登録される社会 になったら？
✔ 犯罪は減るかもしれない
✔ でも、権力者がDNAを操作したら？
✔ 冤罪が簡単に作れる社会になったら？
そんな 「DNAを完全に信用していいのか？」 っていう、めちゃくちゃ重い問いを投げかけてくるんだよね。
読み終わった後、 「これ、未来で本当にありえそうじゃね？」 ってゾッとした。
映画版もあるけど…やっぱ原作がオススメ！
2013年には映画化もされてて、主演は二宮和也。アクション多めでエンタメ要素が強くなってるから、映画も面白いんだけど…
正直、原作のほうが 圧倒的に深い！
特に神楽の心理描写とか、プラチナデータの設定とかが 小説のほうがしっかり描かれてる から、読むなら絶対原作がオススメ。
まとめ：『プラチナデータ』は一気読み必至！
✅ DNA捜査の未来を描いた衝撃作！
✅ 主人公がまさかの指名手配！？逃亡劇がアツい！
✅ 国家の陰謀とサスペンスが絡む最高の展開！
✅ 読み終わったら絶対「これ、マジでありえる未来じゃね？」って考えさせられる！
「ガリレオ」シリーズしか読んだことない人も、これ読んだら 東野圭吾、ヤバいな… ってなると思う。
