概要
今日は鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』について話そうと思うよ。この作品は『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で1977年から1979年まで連載されていて、その独特のキャラクターと笑いで多くの人を楽しませてたんだよね。小学生の時に読んだから連載が終わった数年後にコミックスで読んだ世代だね。ちなみに続編の『マカロニ2』や、驚くべきことにゲーム化されたエピソードについても触れるね。
物語の舞台とストーリー
物語は、都内の高校「ピーマン学園」に入学した主人公、沖田そうじが中心だよ。彼は同じクラスで、しかも下宿先も一緒の2人の落第生、金藤日陽(きんどーさん)と膝方歳三(ひざかたさん)に毎回巻き込まれて騒動を起こすんだ。この2人が毎回いろんなコスチュームや着ぐるみを着て騒ぎを起こすのが面白いんだよね。
キャラクター紹介
- 沖田 総司(おきた そうじ)
- 主人公でピーマン学園の1年生。真面目で頭が良くて、ちょっと優柔不断なところがあるんだ。いつも落第2人組の騒動に巻き込まれてツッコミ役になるんだよ。
- 金藤 日陽(きんどう にちよう)
- きんどーさんと呼ばれる40歳の落第生。常に女性言葉を使い、女装姿も多いんだ。自己中心的でわがままだけど、時々優しい一面も見せるんだよね。ひょーほっほっほ。っていう笑い声が特徴的w
- 膝方 歳三(ひざかた としぞう)
- 通称トシちゃん。25歳の落第生で、超人的な身体能力を持ってるんだ。普段はクールだけど、時々おどけて奇妙な行動を取るんだ。トシちゃんかんげき!っていつも言ってたね。あと口がひし形でパタリロの玉ねぎ部隊?とおなじ表情だったね。
作品の特徴と魅力
『マカロニほうれん荘』の魅力は、そのユーモアと個性豊かなキャラクターたちだよね。70年代としては画期的だった過剰なファッションショー的演出が特徴で、キャラたちが毎回いろんなコスチュームを着るのが面白かったんだ。
基本的には「ほうれん荘」とその周りの人々の日常生活を描いているけど、不条理ギャグの中には当時の歌やCM、特撮などのサブカルネタがたくさん盛り込まれているんだ。ミュージカル風の話や刑事ドラマ風の話、さらには第二次世界大戦を舞台にした話など、ストーリーが多彩で飽きなかったんだよ。
作品の影響と評価
『マカロニほうれん荘』は、その後のギャグ漫画やアニメにも多大な影響を与えたんだ。キャラの立ち位置やユーモアの取り入れ方は、後続の作品に大きな影響を与えているよ。例えば、『クレヨンしんちゃん』や『銀魂』なんかにはその影響がはっきり見えるんだよね。
キャラクターたちはそれぞれ強烈な個性を持っていて、彼らが織りなすストーリーは予測不能で面白かったよね。また、当時の社会風刺や風俗を取り入れたギャグも多くて、時代背景を感じられる要素が満載だったんだ。
続編『マカロニ2』について
1980年には続編『マカロニ2』が「週刊少年チャンピオン」で連載されたんだけど、3ヶ月で終了しちゃったんだ。単行本も1巻だけ刊行されているよ。その後、別の雑誌で『AAO(エイエイオー)』という作品が連載されて、その途中で『マカロニほうれん荘』のキャラを使った続編も描かれたんだけど、これも連載はすぐに終了しちゃったんだ。
ゲーム化の驚き
そして、驚くべきことに1995年には『マカロニほうれん荘』がゲーム化されたんだよ。3DOやWin95、Classic Mac OS向けに「マカロニほうれん荘インタラクティブ」というゲームが登場したんだ。キャラクターの声は吉本興業のタレントが担当していて、清水圭やチャーリー浜、ナインティナインの矢部浩之と岡村隆史などが参加してたんだ。ぼくはプレイしたことないけどこのゲームが出たときは本当にびっくりしたよ!ポリゴンの創世記のゲームだね。
終わりに
『マカロニほうれん荘』は、その独特のユーモアとキャラクターの魅力で、小学生にも人気があったけど、大人にしか通じないダークな面白さも兼ね備えた漫画だったな。当時にしか表現できないこともあったから今では同じような作品は出てこれないと思うね。