Windows Server(この記事では2012を例に)で、自分専用のアクセス制限付きフォルダを作りたいときってありますよね?
「ほかの人には見せたくない」「自分のバックアップだけ入れておきたい」——そんなときにピッタリの手順を、わかりやすくまとめました!

🎯 今回のゴール
- 自分(ここではユーザー名:
taro
)だけがアクセスできるフォルダをサーバーに作る - 他のユーザーはアクセス不可能
🧑💼 ステップ1:ユーザーアカウント(taro)を作る
まずはサーバーに「taro」ってユーザーを作ってあげましょう。
- 「コンピューターの管理」を開く
- 左メニューで「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」
- 右クリック →「新しいユーザー」
- ユーザー名を
taro
に、パスワードを設定 - ✅「次回ログオン時にパスワード変更を要求」は外してOK!
📁 ステップ2:taro専用フォルダを作る
- 例:
D:\UserFolders\taro
というフォルダを作成 - 右クリック →「プロパティ」→「セキュリティ」タブ
- 「詳細設定」をクリック
- 上部の「所有者」を「Administrator」などに変更
- ✅「このオブジェクトとその配下の所有者を置き換える」にチェック
- 「継承を無効にする」→「このオブジェクトから継承されたアクセス許可を削除する」を選択
🔐 ステップ3:taroにだけアクセスを許可
- 「詳細設定」画面内で「アクセス許可エントリ」を確認
- 「追加」→
SERVER01\taro
と入力 - 「名前の確認」→ OK
- 「フルコントロール」にチェックを入れる → OK!
🌐 ステップ4:フォルダをネットワーク共有する(必要な場合)
- フォルダのプロパティ →「共有」タブ
- 「詳細な共有」→「このフォルダーを共有」にチェック
- 「アクセス許可」で
Everyone
を削除 taro
を追加して「フルコントロール」に設定
🧪 ステップ5:アクセスできるかテスト!
別のパソコンや自分のPCから、エクスプローラーで以下を入力:
\\SERVER01\taro
→ ユーザー名:SERVER01\taro
、パスワード:さっき設定したやつ
✅ ログインできてフォルダが見えたら、ミッションクリアです!
🧠 補足Tips
- エラー「セキュリティ情報を適用できません」→ 所有者を変更してからやり直せばOK
- 一度Administratorでアクセスした後、別アカウントに切り替えたいときは:
- コントロールパネル →「資格情報マネージャー」で削除
- または
net use \\SERVER01 /delete
でセッションを切る
✅ おわりに
「最初ちょっとややこしそう…」って思っても、1ステップずつやれば大丈夫! いつも通りのWindows操作感で、自分だけの安全フォルダが作れちゃいます🔒