イトカワとリュウグウで何がわかった?サンプル比較とミッション成果まとめ はやぶさ兄弟のあがき

イトカワ vs. リュウグウ
「はやぶさ」と「はやぶさ2」は、それぞれ違うタイプの小惑星を調査し、持ち帰ったサンプルからさまざまな発見があったよ!


1. ミッションの基本情報

はやぶさはやぶさ2
探査対象小惑星 イトカワ(S型)小惑星 リュウグウ(C型)
打ち上げ2003年5月9日2014年12月3日
到着2005年9月2018年6月
帰還2010年6月13日2020年12月6日
持ち帰ったサンプル量ほんの数百個の微粒子(1mg未満)約5.4g(1000倍以上!)
ミッションの難易度初の小惑星サンプルリターン、トラブル多発初の人工クレーター作成、精密なサンプル採取

2. イトカワとリュウグウの違い

イトカワリュウグウ
分類S型小惑星(岩石質)C型小惑星(炭素質)
直径約535m × 294m × 209m(細長い形)約900m(球形)
明るめ(反射率が高い)黒っぽい(反射率が低い)
組成ケイ酸塩鉱物が主成分炭素や有機物、水を含む
水の有無ほぼなし水の痕跡あり
生命の材料になりそう?ならなさそう可能性あり

3. ミッションの成果

「はやぶさ」(イトカワ)

✅ 小惑星のサンプルが地球に落ちる隕石と同じ成分であることを確認(隕石の起源を特定)
✅ イトカワは**「ラブルパイル」(衝突で壊れた破片が集まってできた小惑星)
✅ 宇宙風化の影響を初めて直接確認
✅ イトカワには
水や有機物はほぼ含まれない**(地球の水の起源ではなさそう)
⚠️ 想定外のトラブル(エンジン停止、通信途絶、サンプル回収失敗しかけた)

「はやぶさ2」(リュウグウ)

水や有機物を含むサンプルを大量に持ち帰ることに成功
✅ 小惑星表面に人工クレーターを作り、地下の物質を採取
✅ リュウグウの組成から、地球の水の起源を調査中
✅ 「はやぶさ」と比べて技術向上し、サンプル採取は完璧に成功
⚠️ ただしリュウグウの表面は予想以上にゴツゴツしていて、着陸に苦戦


4. まとめ

はやぶさ(イトカワ)はやぶさ2(リュウグウ)
発見したこと隕石の起源、ラブルパイル、宇宙風化水・有機物、地球の水の起源、地下物質
持ち帰ったサンプル1mg以下(ほぼ砂粒レベル)5.4g(スプーン一杯分)
サンプルの価値初の小惑星サンプルで超貴重地球の水や生命の起源に迫る

結論

🌟 **はやぶさ(イトカワ)**は、隕石の起源や小惑星の構造を解明し、後の小惑星探査の基礎を築いた。
🌟 **はやぶさ2(リュウグウ)**は、水や有機物を持ち帰り、地球の水や生命の起源を探る新たな知見をもたらした。

どっちもすごい成果を出したけど、「はやぶさ」が開拓者、「はやぶさ2」がその先を調べる探究者って感じだね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA